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日経225オプション取引で1億円を稼ぐまで レシオスプレッド大研究 その1

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2/18に予告編を出してから、もう2週間がたってしまいました。
「レシオスプレッド大研究」やってみます。
研究したいことがたくさんありますので、記事を小分けにしてUPしていきたいと思います。
今回は第1回目です。
レシオスプレッドとはどんなものなのか、買いと売りの比率はどうすれば良いかについてまとめてみました。
記事が長くなるので、続きは
[レシオスプレッド大研究 その1]の続きを読む
のリンクをクリックしてください。


■はじめに
 「予告編」を書いた時点では、レシオを総合的に研究して、その中で、最も良い組み方などを導きたいと考えていました。しかし、レシオは売りと買いをまぜた戦略であり、レシオを組む時の目的によって、多種多様なポジションが考えられます。目的がいろいろあれば、ベストなポジションも変わってくるものです。なので、総合的な研究はあまり意味がないと今は感じています。まずは、私が考えるレシオの狙いを明確にし、それに従ってベストなポジションを考えていくことにしました。

■レシオスプレッドとは
●コールレシオスプレッド
  コールを買い、更にOTMのコールを2倍以上売る戦略
●プットレシオスプレッド
  プットを買い、更にOTMのプットを2倍以上売る戦略

■私の考えるレシオスプレッド
●レシオスプレッドの狙い
・将来の価格とその価格になるタイミングを予想し、その時点で最大の利益を得る積極的な戦略である。
・したがって、予想価格のインを買い、予想価格のアウトを売りる。アウトの売りは、インの買いのコストを下げる手段として利用する。そのことにより、同じ投資資金をかけるならば、ネイキッド買いよりも、レシオを組んだほうが利益が大きくなる
●私が考えるレシオは、買い戦略?、売り戦略?、それとも別のもの?
・買い戦略・・・日経225が自分が狙う方向に動くことにより利益を上げる戦略、タイムディケイが敵、証拠金不要。
・売り戦略・・・日経225が権利行使価格のインになり、権利消失による利益を狙う戦略、あるいは、相場がほとんど動かない場合にタイムデイケイを味方につける戦略。証拠金必要。
・レシオ・・・日経225が自分が狙う価格に向かって動くことにより利益を上げる戦略、タイムディケイはどちらかというと味方になる、証拠金必要
結論:レシオは買い戦略でも売り戦略でもない。狙いは買い戦略に近いが、タイムディケイの恩恵や証拠金が必要な点では売り戦略と似た部分がある。買い戦略と比べてリスクが高くなることの見返りとして、売りと買いの両方の利点が得られる戦略でもある

■研究するために必要な各種データ
 まず、私の予想を、5月SQ時点で18500とします。以降この予想を前提に研究に必要なデータを提示します。
●5月限コール価格表(2月2日終値、日経225:17217.93、日経225先物:17160)
20070304_1_レシオ大研究その1_表1.GIF


●レシオスプレッドの売りと買いの比率と最大利益
 以下の表を作成してみました。説明は表の下に記述します。
20070304_1_レシオ大研究その1_表2.GIF

 表の説明
 ・表の左側は、権利行使価格とその買い枚数、売り枚数です。買いは+表示、売りは-表示となっています
  ※No.11の売り枚数-1.5は便宜上作りました(本来端数はあり得ません)
 ・表の真ん中は、表の左側の買い枚数、売り枚数を1セットとした時の各種指標です(金額欄は手数料を無視しています)
   ・証拠金は、SPAN120%での計算です。
   ・「買い-売り」は、オプション買いの合計金額より売りの合計金額を引いたものです。
    プラスならネットで支払い、マイナスならネットで受取りになります。
   ・参考の為に、デルタとセータの値を入れてみました。
   ・必要資金は、1セットのポジションを持つ為に必要な、証拠金か購入資金の大きいほうの金額です。
 ・表の右側は、100万円の資金で投資をする場合に、何セットのポジションを持てるか、また、その時の最大利益とセータを記述しています。


■最もパフォーマンスの良いレシオの組み方
 「私が考えるレシオスプレッドの狙い」の定義にしたがえば、表2のNo.11となる。表では読み取れないデータを私の知識で補って解説すると以下のようになる
●権利行使価格の選択
 ・予想価格からITMとなる権利行使価格を買う。
  (その権利行使価格は、予想価格より300~500以上内側になるのが良い)
 ・予想価格よりややOTMとなる権利行使価格を売る
●買いと売りの比率について
 ・買いと売りの権利行使価格が隣あわせの場合は、
   1:-1.5
  あたりの比率とし、売りの比率を高くしない。
 ・買いと売りの権利行使価格が中抜きになる場合は、
   1:0:-3 や
   1:0:0:-6
  あたりの比率を考える。
 ・上記をまとめると、売りの比率を抑えるということである。
  そのことにより、証拠金を抑え資金効率を高めることができる。
  (比率よりも大事なのは資金効率である)

■やや保守的なレシオの組み方
 レシオを組む際に、将来の価格とそのタイミングを予想して組むが、相場がその通りに動くとは限らない。資金効率を犠牲にして、相場が思い通りにならなくても損失を防ぐ組み方が考えられる
●権利行使価格の選択
 ・現在価格より、ややOTMの権利行使価格を買う
 ・予想価格より、余裕を持ったOTMとなる権利行使価格を売る
●買いと売りの比率について
  買いの合計金額-売りの合計金額がマイナスとなるような比率を目指す
  (つまり、ポジションを建てた時に、ネットで受取りになるようにする)
  買と売りの比率は、売りの比率が以下を超えないようにする
    1:-2
    1:0:-4
    1:0:0:-8
    1:0:0:0:-16

■私が良いと考える比率
 と、その前に、レシオを組む際は、中抜きで1:0:M:Nで組むのが良いといわれています。急な価格変動の際の補正がしやすいのが理由です。
●攻撃的レシオ
 「■最もパフォーマンスの良いレシオの組み方」よりも売りの比率を抑えて組むのが良いと思います。(将来、思い通りに予想価格に近づいてきたときに証拠金が膨れ上がるのを見越して、証拠金を抑えておきます)
  売りと買いの比率は、
    1:0:-1:-2
    1:0:0:-2:-4
  などとします。
  上記で組んでも、セータはプラスです。つまり、買い戦略の欠点であるタイムディケイの
  影響を受けない組み方になります。
  逆にいうとセータがプラスになれば良く、売りは最低限に抑えます。

●バランスの良いレシオ
 上記にある「■最もパフォーマンスの良いレシオの組み方」の応用です。
  売りと買いの比率は、
    1:0:-2:-2
    1:0:0:-4:-4
  などとします。
 ポイントは資金効率です。但し、思い通りに価格が動いた際には、証拠金の額があがるので注意が必要です。

●保守的レシオ
 上記にある「■やや保守的なレシオの組み方」の応用です。日経225が予想価格と反対方向に動いても、利益になるようにします。また繰り返しになりますが、買いの比率を高くしないことがポイントです。
  売りと買いの比率は、
    1:0:-2:-4
    1:0:0:-4:-8
  あたりが良いでしょう。(かなり直感的に記述しました)
  ポイントは、ポジションを組む際に、ネットで受取りを目指すことです。証拠金が大きくなるのは、リスクを低減する為に必要なコストと考えます。

■売りの比率が多いレシオについて
 この記事では取り上げませんでした。売りの比率が多い場合は私の考えるレシオと比べて、売り戦略の特徴が強くなってきます。売りの比率が多いレシオは、
・売り戦略の証拠金を抑える手段として使える
・単純売りよりも価格変動に強い
・価格変動によっては、単純売りよりも利益が大きくなる
などの特徴があると思います。
そのうち研究対象としてみたいと思います(今の私の中では優先順位が低いです)

■次回予告
 「レシオスプレッド大研究 その2」をそのうちやります。内容は現在のところ未定です。
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コメント
この記事へのコメント
新しくブログ立ち上げました
こんばんは、ちょっと てつやさん
に刺激を受けて、新しくブログを作ることにしました。

題して、「225オプション大作戦
一億 or 紙ぐず」
です。

あらゆる作戦を駆使して、先に
壱億円達成したいと思います。

よろしくお願いします。
2007/03/04(日) 22:23 | URL | 225knockout #8qQXnh36[ 編集]
225knockoutさんへの返信です
ブログ開設おめでとうございます。
早速、リンクを貼らせていただきました。
更新を楽しみにしています。
2007/03/04(日) 23:00 | URL | てつや #Ju3Ta2N2[ 編集]
レシオの弱点は?
リンクありがとうございます。
日々緊張感を持って、相場を張っていきましょう。
オプションは、やっている人も少なく、専門用語がわかってくれる
証券マンも少なかったのが実情でした、私が始めたときは、口座開設に300万、売りは、1枚200万、手数料は、4%でした、いい環境になりました。
一人悶々としているより、いろいろと意見を書き込んで、もらえれば、と思っております、

さて、レシオについてですが、
最大の長所は、ノーコストで、買いポジションが組めることにあるようですが、弱点は、どこにあるのでしょうか?
てつやさんの見解を聞かせていただければと思います。
2007/03/04(日) 23:49 | URL | 225knockout #8qQXnh36[ 編集]
225knockoutさんへの返信です
225knockoutさん、コメントありがとうございます。
レシオの弱点ですが、例えばコールで組んでいる際は相場急騰時に弱い点です。特に売建玉が多い場合はその弱点が顕著になります。相場が急騰すれば、証拠金が急騰します。また、売建玉がITMになれば大損害になります。
私の経験では、レシオを2/22に組んだあと相場が急騰し、真剣に対策を考えました。それが下記URLです。
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-82.html
売建玉の比率が多いということはネイキッド売りと同様の弱点をかかえているということだと思います。
私が今回書いた記事の「攻撃的レシオ」ならば、買い戦略に近く、また、買い戦略の欠点をカバーしているものなので、相場感が大きくはずれているのでなければ、 弱点はほとんどないと思います。あえて弱点をいえば、ノーコストにならないことだと思います。
2007/03/05(月) 00:46 | URL | てつや #Ju3Ta2N2[ 編集]
よく研究されていますね
私がブログを立ち上げて1年間はこんなにキチンと分析する人はいませんでしたが、こんな方が出てきてくれたのはうれしい限りです。私もいつ引退してもいいかな。
最近1:0:-3がいいかなと思っていましたが、1:0:-1:-2 ですか?ふむふむ。
さて、お気づきかと思いますが、比率については、限月や同限月でも経過日数により、差し引き受取額は違ってきます。これについてはどうでしょうか?比率が守れる限月を選ぶということでしょうか?あまり遠いと相場予測ができないとい欠点がありますがまぁ補正すればいいか。
もう1つ私が課題と思っているのはレシオを仕掛けるタイミングは1日でよいのか、数日に分けるのか?比率重視なら1日でしょうね。
もう一点、デルタやセータはあくまでその時点のデータなのでこれと比率を直接関連づけていいのでしょうか?まぁその傾向があるということなのでしょうね。
2007/03/05(月) 11:00 | URL | すみパパ #-[ 編集]
すみパパさんへの返信です
すみパパさん、コメントありがとうございます。
すみパパさんに褒められると最高に嬉しいです。でも、引退はしないでください。
たくさんご質問をいだだきましたが、きちんと答えられません。また、研究テーマが増えました。

>比率については、限月や同限月でも・・・
記事中の「攻撃的レシオ」では、受取額には全くこだわりません。「買い戦略の保有コストを下げれてラッキー!」ぐらいな感じです。「保守的レシオ」では重要ですね。ネットで受取りになりたいところです。でも直近限月ではほぼ不可能です。直近限月の場合は、受取りにはあまりこだわらない方がよいのかなと思っています。受取りにこだわるならば、売り戦略を選択するのが良いでしょう。
>レシオを仕掛けるタイミングは1日でよいのか・・・
その時の相場の状況によりますが、複数日にまたがって建てるほうが良いのかなと思っています。レシオを組みたいタイミングは、外側のIVが上昇する時です。例えば、コールで組むならば、相場急上昇時などがそういうタイミングになります。そんなときは、ネイキッド買い→デビット→「攻撃的レシオ」→「保守的レシオ」という風に変化させて行くと良いと思います。
2007/03/05(月) 13:21 | URL | てつや #Ju3Ta2N2[ 編集]
回答ありがとうございます
こんばんは、レシオの弱点についての解答ありがとうございます。

急騰が、弱点ですね、
かといって、遠くで組むと
買い玉が消滅してしまいますね。

と考えると、上下幅1000円以内の落ち着いた時期に組むのが、正解のような気がします。
持ち合い相場に適しているのかもしれません。

ありがとうございました。
2007/03/05(月) 22:10 | URL | 225knockout #8qQXnh36[ 編集]
パラメータの計算法
いつも拝見させていただいています。
調子よく利益が上がってきたところに思わぬ大暴落でしたね。
プットの売り方でお亡くなりになった方も結構いらっしゃるようです。
さて、デルタやセータの値を載せていらっしゃいますが、これはどうやって計算されたものでしょうか?
Excel等を使って計算できますか?
当方理系ですが、金融工学の専門知識は持ち合わせておりませんので、この辺を一から勉強となると少々きついかなと。
よろしければ教えてください。
やはりオプションは理論武装が必要ですよね。
2007/03/05(月) 22:46 | URL | hiro #02S5XAik[ 編集]
hiroさんへの返信です
hiroさん、コメントありがとうございます。

>さて、デルタやセータの値を…
私も、金融工学は、全く未知なる世界ですが、この計算は簡単です。
表1の価格表のデルタやセータですが、これは、どこの証券会社からでも取れますよね。
表2の方ですが、例えば1行目のNo.1は次のように計算しています。
・表1より、権利行使価格17500のデルタは、0.4313、18500のデルタは、0.1745、です。
・17500を1枚買い、18500を2枚売りなので、
1×0.4313-2×0.1745=0.0823
と計算しています。
・セータも同様です。但し、セータは1セットあたりの価格に換算しますので、1000倍にした値になっています。

ちなみに証拠金(図では保証金と誤った記述になっていますが・・・)の計算は、多分複雑です。私は、証拠金シミュレータでを使って値を出し、それを転記しました。

上記のように計算して、表2を完成させています。

>やはりオプションは理論武装が必要ですよね。
私も勉強中ですが、勉強すればより有利なポジションをとることができ、訳がわからないまま損をしたというようなことがなくなると思っています。でも、もっと大事なのは相場感かなと思っています。相場感が違っていれば、いくら知識があっても利益が出せないので。オプションは勉強すればするほど複雑さがわかってきますが、そこがおもしろいところだと思っています。
2007/03/06(火) 00:06 | URL | てつや #Ju3Ta2N2[ 編集]
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下げに対する備えの難しさについて、前回書いたところ、いく人かの読者から、意見を頂いた。 先物の売りやプットの素ロングは、長い上昇相場でとてもツライポジションとなる。負け続けて精神的にツライということではなく、負け続けると資金が減り、だんだん先細りになり、勝つ頃に資金が激減している、なんていうことが本当に存在する厳しいポジションだからである。 では長い上昇相場に耐えながらの暴落対策とは、いかな...
2014/10/31(金) 21:10:59 | 投資一族のブログ