6/7(木)に、7C190売り12枚、8C195買い15枚の買い多めの変則カレンダー(ダイアゴナルスプレッドとも言います)を建てました。今後の損益予想をしてみようと思います。
続きは、下記の [ダイアゴナルスプレッド、今後の損益予想]の続きを読む、をご覧ください
続きは、下記の [ダイアゴナルスプレッド、今後の損益予想]の続きを読む、をご覧ください
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現在実施しているデルタニユートラル戦略の実験ですが、大暴落に弱いポジションです。そこで、どれぐらい弱いのかを、過去データを使ってシミュレーションしてみます。
●利用データ
過去データは、3月14日の暴落前後のデータを利用します。
●シミュレーションの前提
シミュレーションにあたり、いくつかの前提を作ります。現在、私が運用しているポジションに近くするための前提です。
・コール買い+プット売りのデルタを+4に統一する(つまり、先物4枚売りで、デルタニュートラルになる)
・コール買いは、IVが低ければ低いほど良いが、原資産の上下との連動も必要なので、プレミアムが100円前後のものを選ぶ(結果、4C180を使うことを基本とします)
・プット売りは、IVが高ければ高いほど良いが、プレミアムが低すぎるものを売っても仕方がないので、50円程度のプレミアムがあるところを売る(結果、4P155を使います)
この前提の場合、証拠金はコール買いとプット売りの比率により大きく変わりますが、おそらく150万円~400万円ぐらいです。また、月間の目標利益は50万円~70万円あたりです。
●ローデータ
以前にACさんからいただいたものを利用します。
プレミアム、IVは終値でなく理論値になっています。
詳しい算出方法はACさんのブログをご参照ください
http://blog.livedoor.jp/actok/archives/cat_50201641.html
また、リスクパラメータは、過去に記録がないので逆算で求めています
(多少の誤差がある可能性がありますが、検証には差し支えないと思います)

●シミュレーション結果
まず、先にシミュレーション結果です。下記表をご覧ください。

●結果の考察
・表の1~3は、4C180買いと4P155売りの枚数を調整して、それぞれ、ガンマ=0、ベガ=0、セータ=0にしたものを比較しています。過去の記事に何度もかいていますが、この戦略ではガンマが0以下になると大暴落時の危険度が高まるので、セータ=0が居心地良い水準だと言っていました。しかし、セータ=0でも約-40万の損失です。月間の目標利益の大半を吹き飛ばしてしまうほどの損失となります。
・以下の比較は、居心地の良いと考えている水準の、セータ=0で行っています。
・表の4~5は、プット売りのリスクヘッジとして、さらにOTMのプット買いを売りと同枚数入れた場合です。結果は、表の3と損失額があまりかわりません。リスクヘッジのプット買いは、掛け捨て同然なので月間目標利益を大きく削ってしまうのですが、保険としての効果は薄いです。良い方法とはいえません。
・表の6は、ファーOTMの4C180のかわりに、ニアOTMの4C175を使ったものです。損失は表の3と比べると半減しました。4C175は4C180よりIVが少し高く、その分期待利益が減るのですが、大暴落時の保険と考えればその効果は大きいと考えます。
・表の7は、期近の4C180のかわりに、プレミアムが同程度の期先の5C185をを使い、ベガをよりロングにしたものです。損失は表3の半分以下となりました。4C180と5C185のIVはほぼ同程度なので、期待利益は変わらず、リスクが減ったといえます。
・表の8は、表の6や7の結果をふまえて、4C180のかわりに期先でニアOTMの5C175を使ったものです。この場合、大暴落でも利益になっています。但し、5C175はIVが多少高いので期待利益が削られるという欠点もあります。
●結論
①このデルタニュートラル戦略の場合、プット売りとコール買いの比率を調整してセータ=0あたりにしておくのが、リスクが少なくなり居心地が良い比率といえる。
②リスクヘッジのコール買いは、ATM近辺のものを使い、かつ、期先を使ってベガをロングにしておくのが理想である。とはいっても、高いIVのコールを使うと期待利益を削ることになるので、IVとの兼ね合いで、IVの高い時期ならば期近のニアOTMを使い、IVが低い時期ならば、期先でできるだけニアOTMのIVが低い銘柄を使うのが良い。
●最後に
この資料をまとめることにより、今のデルタニュートラル戦略のリスクの程度を知ることができたのでひと安心です。また、効率の良いリスクヘッジの仕方がわかったので、今後の売買に生かせます。それと、現在のポジションはガンマが0に近いとはいえマイナスになのでリスクが大きい状態です。早急にこの状態を解消したいと思います。
●利用データ
過去データは、3月14日の暴落前後のデータを利用します。
●シミュレーションの前提
シミュレーションにあたり、いくつかの前提を作ります。現在、私が運用しているポジションに近くするための前提です。
・コール買い+プット売りのデルタを+4に統一する(つまり、先物4枚売りで、デルタニュートラルになる)
・コール買いは、IVが低ければ低いほど良いが、原資産の上下との連動も必要なので、プレミアムが100円前後のものを選ぶ(結果、4C180を使うことを基本とします)
・プット売りは、IVが高ければ高いほど良いが、プレミアムが低すぎるものを売っても仕方がないので、50円程度のプレミアムがあるところを売る(結果、4P155を使います)
この前提の場合、証拠金はコール買いとプット売りの比率により大きく変わりますが、おそらく150万円~400万円ぐらいです。また、月間の目標利益は50万円~70万円あたりです。
●ローデータ
以前にACさんからいただいたものを利用します。
プレミアム、IVは終値でなく理論値になっています。
詳しい算出方法はACさんのブログをご参照ください
http://blog.livedoor.jp/actok/archives/cat_50201641.html
また、リスクパラメータは、過去に記録がないので逆算で求めています
(多少の誤差がある可能性がありますが、検証には差し支えないと思います)

●シミュレーション結果
まず、先にシミュレーション結果です。下記表をご覧ください。

●結果の考察
・表の1~3は、4C180買いと4P155売りの枚数を調整して、それぞれ、ガンマ=0、ベガ=0、セータ=0にしたものを比較しています。過去の記事に何度もかいていますが、この戦略ではガンマが0以下になると大暴落時の危険度が高まるので、セータ=0が居心地良い水準だと言っていました。しかし、セータ=0でも約-40万の損失です。月間の目標利益の大半を吹き飛ばしてしまうほどの損失となります。
・以下の比較は、居心地の良いと考えている水準の、セータ=0で行っています。
・表の4~5は、プット売りのリスクヘッジとして、さらにOTMのプット買いを売りと同枚数入れた場合です。結果は、表の3と損失額があまりかわりません。リスクヘッジのプット買いは、掛け捨て同然なので月間目標利益を大きく削ってしまうのですが、保険としての効果は薄いです。良い方法とはいえません。
・表の6は、ファーOTMの4C180のかわりに、ニアOTMの4C175を使ったものです。損失は表の3と比べると半減しました。4C175は4C180よりIVが少し高く、その分期待利益が減るのですが、大暴落時の保険と考えればその効果は大きいと考えます。
・表の7は、期近の4C180のかわりに、プレミアムが同程度の期先の5C185をを使い、ベガをよりロングにしたものです。損失は表3の半分以下となりました。4C180と5C185のIVはほぼ同程度なので、期待利益は変わらず、リスクが減ったといえます。
・表の8は、表の6や7の結果をふまえて、4C180のかわりに期先でニアOTMの5C175を使ったものです。この場合、大暴落でも利益になっています。但し、5C175はIVが多少高いので期待利益が削られるという欠点もあります。
●結論
①このデルタニュートラル戦略の場合、プット売りとコール買いの比率を調整してセータ=0あたりにしておくのが、リスクが少なくなり居心地が良い比率といえる。
②リスクヘッジのコール買いは、ATM近辺のものを使い、かつ、期先を使ってベガをロングにしておくのが理想である。とはいっても、高いIVのコールを使うと期待利益を削ることになるので、IVとの兼ね合いで、IVの高い時期ならば期近のニアOTMを使い、IVが低い時期ならば、期先でできるだけニアOTMのIVが低い銘柄を使うのが良い。
●最後に
この資料をまとめることにより、今のデルタニュートラル戦略のリスクの程度を知ることができたのでひと安心です。また、効率の良いリスクヘッジの仕方がわかったので、今後の売買に生かせます。それと、現在のポジションはガンマが0に近いとはいえマイナスになのでリスクが大きい状態です。早急にこの状態を解消したいと思います。
デルタニュートラル戦略を始めて、約1か月がたちました。
想定通りの利益がでているのかなどについて、振り返りをしてみたいと思います。
この戦略を始めて結構ポジションが変動しているので、実際のところ過去に予想した利益と実際の利益を単純に比較するのは困難です。しかし、4月末のポジションと現在のポジションは比較的近いと考えられるので、それをもとに比較してみます。
■4月末の想定
下記の過去記事をご参照ください
デルタニュートラル実験、利益予想と今後の戦略
■上記を元にした、現時点の予想利益
・5月に入ってからの日経225のボラティリティを計算すると、12.2%です。
・予想時点で、フューチャーボラティリティが11%ならば、予想利益439000円
フューチャーボラティリティが14%ならば、予想利益714000円でした。
・実際のヒストリカルボラティリティが12.2%だったので、予想利益を
比例計算して出すと、549,000円になります。
・4月末時点で、6月SQまでは、27営業日でした。現時点では12営業日消化して
います。
上記549,000円を、営業日数で換算すると、予想利益244,000円となります。
■4月末から現在までの利益
4月末から現在までの間の利益ですが、途中デルタニュートラル以外の戦略を実施し
損失を出していますので、その分を除外して利益を出します。
・4月末日時点の通算損益評価額…+4,585,989円
・5月18日現在の通産損益評価額…+4,640,591円
・デルタニュートラル以外の損失… -303,318円
──────────────────────
・5月のニュートラル実験の利益… +357,920円
■予想利益と実現利益の差について
うれしいことに、予想利益<実現利益となっています。
その理由をいくつかあげておきます。
①この戦略は、値洗いの誤差が非常に大きい
例えば、現在6P160を20枚売っています。1ティックの値幅が5円なので、
終値でのプレミアムが25円なのか30円なのかで、10万の差が出ます。
同様に、先物を4枚売っていますが、1ティックの値幅が10円なので
上で、決着するか下で決着するかで4万円の差が出ます。
そんな状況なので、スリッページコストに相当する値幅だけでも20万円以上の
差が出ます。
②4月末と現時点のポジションの差について
4月末時点では、コール買い>プット売りのガンマがプラスのポジションでした。
現時点では、コール買い<プット売りのガンマがマイナスのポジションになって
います。
5月に入ってからは、ボラティリティが低く、ガンマがマイナスの方が損益面で
優位です。
■この戦略で利益が出ているのだろうか?
値洗いの誤差が非常に大きいので、評価するにはまだ少し早いと考えています。
ただ、感覚的には利益が出ていると思います。
少なくとも、損失になる戦略ではないといえそうです。
■この戦略の難しい点や弱点など
①大暴落に弱いポジションです。特にガンマがマイナスでプット売りが優勢の現在は
危険な状態です。コール買いを優勢にして、ガンマをプラス、ベガをプラス、
セータを0あたりにしておけば、危険度が少なく、居心地がよいと考えています。
②証拠金管理が難しいです。日経225が上昇すれば、コール買いが優勢の
ポジションになり、必要証拠金は減少、逆に日経225が下落すれば、必要証拠金が
増加します。証拠金の管理が非常に重要になるので、「必要証拠金額」と
「証拠金余力」を先日よりモニタしています。特に「証拠金余力」を
注意してみています。
③デルタニュートラルに保つのが難しいです。時間経過とともにオプションの
プレミアムがはげていき、デルタは先物売りの値に近づいていきます。つまり、
毎日デルタが少しずつマイナスになっていきます。それを補正するために、
毎日デルタヘッジが必要です。また、IVの増減によっても、デルタが
変動します。IVが高くなれば、オプションのプレミアムは高くなり、
デルタはプラス側へ変動、逆にIVが低くなれば、デルタはマイナス側へ
変動します。
④リスクパラメータ上のデルタを0にした場合、実際の値洗いはデルタニュートラルに
なりません。体感値でデルタニュートラルにするには、デルタをややプラスに
傾けておく必要があります。何を言っているかというと、ざらば中に日経225が
上昇するとコール側IVが減少し、プット側が増加する傾向があります。
日経225が下落の場合は、その逆の傾向があります。その為にデルタをやや
プラスに傾ける補正をしておくと、丁度良くなります。
■まとめというか
この戦略で、一応利益がとれそうな感じです。まだ確信をもてたわけではないですが、もうしばらく運用すれば、結果がわかると思います。ということで、実験を継続します。
想定通りの利益がでているのかなどについて、振り返りをしてみたいと思います。
この戦略を始めて結構ポジションが変動しているので、実際のところ過去に予想した利益と実際の利益を単純に比較するのは困難です。しかし、4月末のポジションと現在のポジションは比較的近いと考えられるので、それをもとに比較してみます。
■4月末の想定
下記の過去記事をご参照ください
デルタニュートラル実験、利益予想と今後の戦略
■上記を元にした、現時点の予想利益
・5月に入ってからの日経225のボラティリティを計算すると、12.2%です。
・予想時点で、フューチャーボラティリティが11%ならば、予想利益439000円
フューチャーボラティリティが14%ならば、予想利益714000円でした。
・実際のヒストリカルボラティリティが12.2%だったので、予想利益を
比例計算して出すと、549,000円になります。
・4月末時点で、6月SQまでは、27営業日でした。現時点では12営業日消化して
います。
上記549,000円を、営業日数で換算すると、予想利益244,000円となります。
■4月末から現在までの利益
4月末から現在までの間の利益ですが、途中デルタニュートラル以外の戦略を実施し
損失を出していますので、その分を除外して利益を出します。
・4月末日時点の通算損益評価額…+4,585,989円
・5月18日現在の通産損益評価額…+4,640,591円
・デルタニュートラル以外の損失… -303,318円
──────────────────────
・5月のニュートラル実験の利益… +357,920円
■予想利益と実現利益の差について
うれしいことに、予想利益<実現利益となっています。
その理由をいくつかあげておきます。
①この戦略は、値洗いの誤差が非常に大きい
例えば、現在6P160を20枚売っています。1ティックの値幅が5円なので、
終値でのプレミアムが25円なのか30円なのかで、10万の差が出ます。
同様に、先物を4枚売っていますが、1ティックの値幅が10円なので
上で、決着するか下で決着するかで4万円の差が出ます。
そんな状況なので、スリッページコストに相当する値幅だけでも20万円以上の
差が出ます。
②4月末と現時点のポジションの差について
4月末時点では、コール買い>プット売りのガンマがプラスのポジションでした。
現時点では、コール買い<プット売りのガンマがマイナスのポジションになって
います。
5月に入ってからは、ボラティリティが低く、ガンマがマイナスの方が損益面で
優位です。
■この戦略で利益が出ているのだろうか?
値洗いの誤差が非常に大きいので、評価するにはまだ少し早いと考えています。
ただ、感覚的には利益が出ていると思います。
少なくとも、損失になる戦略ではないといえそうです。
■この戦略の難しい点や弱点など
①大暴落に弱いポジションです。特にガンマがマイナスでプット売りが優勢の現在は
危険な状態です。コール買いを優勢にして、ガンマをプラス、ベガをプラス、
セータを0あたりにしておけば、危険度が少なく、居心地がよいと考えています。
②証拠金管理が難しいです。日経225が上昇すれば、コール買いが優勢の
ポジションになり、必要証拠金は減少、逆に日経225が下落すれば、必要証拠金が
増加します。証拠金の管理が非常に重要になるので、「必要証拠金額」と
「証拠金余力」を先日よりモニタしています。特に「証拠金余力」を
注意してみています。
③デルタニュートラルに保つのが難しいです。時間経過とともにオプションの
プレミアムがはげていき、デルタは先物売りの値に近づいていきます。つまり、
毎日デルタが少しずつマイナスになっていきます。それを補正するために、
毎日デルタヘッジが必要です。また、IVの増減によっても、デルタが
変動します。IVが高くなれば、オプションのプレミアムは高くなり、
デルタはプラス側へ変動、逆にIVが低くなれば、デルタはマイナス側へ
変動します。
④リスクパラメータ上のデルタを0にした場合、実際の値洗いはデルタニュートラルに
なりません。体感値でデルタニュートラルにするには、デルタをややプラスに
傾けておく必要があります。何を言っているかというと、ざらば中に日経225が
上昇するとコール側IVが減少し、プット側が増加する傾向があります。
日経225が下落の場合は、その逆の傾向があります。その為にデルタをやや
プラスに傾ける補正をしておくと、丁度良くなります。
■まとめというか
この戦略で、一応利益がとれそうな感じです。まだ確信をもてたわけではないですが、もうしばらく運用すれば、結果がわかると思います。ということで、実験を継続します。
現在、デルタニュートラルの実験中です。
高IVのOTMプットを売り、低IVのOTMコールを買って、先物でデルタヘッジを行いデルタを0にして、利益を得ようという戦略です。
この戦略のもとになっている考え方は下記記事です。
オプションは買うべき?それとも売るべき?
上記記事によれば、ファーOTMプットを売り、デルタニュートラルを保てば、利益になる確率が高いです。しかし、OTMプット売りは、いくらデルタニュートラルに保っていたとしても暴落があればとても危険な戦略です。それを回避する方法として、この戦略ではOTMコール買いを行うことによりヘッジをしています。
■現在のポジションとそれを6月SQまで保有した時の予想損益
※プレミアムは2/27の清算値を使用。損益計算はカブドットコムのオプションシミュレータを使い、原資産17400で計算
●現在のポジションとリスク指標
現在のポジションは、下記表の1をご参照ください。表に書き忘れていますが、デルタヘッジ用の先物は、3.5枚の売建です。
リスク指標は下記です(これは、松井証券の計算を利用)
限月 デルタ ガンマ[100円当り] ベガ[千円] セータ[千円]
200706 0.01 0.120 5.18 10.27
現在のポジションでの証拠金は、2,273,070円です。
●オプションシミュレータを利用し、現時点でIVが変化した際のプレミアム
下記表の2をご参照ください
●フューチャーボラティリティ毎の損益計算
下記表の3をご参照ください
(この計算は、銘柄毎のIVが一定と仮定した場合の計算となっています)
フューチャーボラティリティの期待値は17%なので、それをもとにするとこのポジションを6月SQまで保有すれば、1,023,000円の利益を得られる計算になります。

■現在のポジションの損益曲線
下記につけてみました。

■この戦略の欠点
①暴落に弱い
上記、損益曲線を見てもわかりますが、原資産が大きく下落した時に損益が悪化します。
理由のひとつは、コール買いでガンマをプラスにしてガンマリスクをヘッジしているのですが、原資産が下落するとコール買いの影響が薄れ、プット売りの影響が強くなり、ガンマがマイナスに変化してしまうことがあげられます。
もうひとつの理由は、損益曲線に現れないのですが、大暴落時には、OTMプットのIVが急上昇します。プット売りをしているのでその分の損失も加算されてしまいます。
②じり高に弱い
相場が安定し、ゆっくりと上昇する場合、一般的にコール側OTMのIVが低下します。その分、コールOTM買いのプレミアムが減少し、損益が悪化します。
③原資産に変動がなくても、毎日デルタヘッジが必要
?、と思うかもしれません。この実験ポジションは、ファーOTMプット売りとファーOTMコール買いです。ファーOTMなので、原資産に変動がない場合、タイムディケイの影響を受けプレミアムが低下します。同時にデルタも減少します。現在のポジションでは、先物3.5枚売りのデルタヘッジですが、これが、毎日0.2程度プラス側に傾いていきます。
私の場合、このことを考慮して、大引け直前にデルタを+0.2になるようにデルタを調整しています。(こうしておけば、原資産に変動がない場合翌朝のデルタはだいたい0になっています。
④ざらば中のデルタコントロールも難しい
ざらば中に、デルタ0になっていると仮定します。現在のポジションはガンマがプラスです。この場合、原資産がどっちらに動いても値洗いが良くなり、利益になるハズです。ところが、原資産が上昇すれば、値洗いが悪化するのです。
先物が売りポジションなので、原資産が上昇すれば、先物はリニアに反応し値洗いがマイナスになります。それに対してオプションはファーOTMなので、原資産の変動に連動しないのです。したがって、リスク指標通りの動きをすれば、原資産上昇で利益になるのですが、実際の動きは損失になっています。
また、それに加えて、原資産が上昇した場合に、コールOTMのIVが下がる傾向があるようです。したがって、原資産が上昇しても、コールOTMのプレミアムの上昇が遅く、値洗いが良くならないのだと考えています。
上記を考慮すると、現在のポジションでは、デルタを+0.4程度にしておけば、値洗いの体感値から考えるデルタニュートラルになっているといえそうです。
デルタニュートラル戦略なので、本当にデルタ0としておくのか、上記を考えて、デルタをややプラスにしておくのか、どっちが良いか難しいです。現時点での答えは出ていません。
⑤計算通りの損益がでない(と思う)
原資産が変動ない場合、SQが近づくにつれてプットOTMのIVが上昇し、コールITMのIVは低下します。つまり、私の実験的ポジションに対して不利に働きます。
⑥証拠金の増減が激しい
これは、もう少し様子を見てみます。実験を始めて、2週間経っていないですが、その間にも結構ポジションを変更しました。その影響もあり証拠金が激しく増減しています。証拠金増減の感覚をうまくつかんでおきたいです。
■今後の戦略
●売りと買いの比率の調整
原資産が下落すれば、現在の実験的ポジションは、プット売りの色彩が強くなり、原資産が上昇すれば、コール買いの色彩が強くなります。これを原資産の上下に合わせて居心地が良い比率に変更をしていきます。
居心地の良い比率は、
・ガンマがプラスであること
・プット売りの比率を下げすぎないこと
(セータが0あたりが良いかなと思っています)
と考えています。
※この比率の調整も、この戦略に不利に働きやすいです。
原資産が上昇し、IVが低下している時に売りを行い、
逆に原資産が低下し、IVが上昇している時に買いを行うことになります。
●仕込みと利益確定
IVが低下した場合は、コール買いを仕込むかプット売りの返済買いで利確をします。IVが上昇した場合は、プット売りを仕込むかコール買いの返済売りで利確をします。
※う~ん、上記の「売りと買いの比率の調整」と矛盾する行動になる可能性が
高いですね。この戦略は難しいです。あまり、頻繁な売買をしない方が、
良さそうです。余分な手数料やスリッページコストが発生しそうです。
●ざら場中のデルタ調整
このポジションは、ボラティリティが高いほど、利益があがります。ということで、ざらば中の天井と底をうまくとらえ、積極的なデルタヘッジを行っていきます。
上の方の、「この戦略の欠点」にも書きましたが、完全なデルタニュートラルに保つのが良いか、多少デルタをプラスに振っておくのが良いか難しいところです。今後のことを考えるとできるだけシンプルな戦略が望ましいです。ということで、できるだけ完全なデルタニュートラルを保つように心がけてみようと思います。
■結論のようなもの
まだ実験中ですが、この戦略は思った以上に難しいです。
売りと買いの比率調整、と、仕込みと利確、に矛盾がある戦略で、どうすればよいのか頭をかかえています。今後、試行錯誤してみようと思います。
デルタの調整も難しいです。これも試行錯誤ですね。
高IVのOTMプットを売り、低IVのOTMコールを買って、先物でデルタヘッジを行いデルタを0にして、利益を得ようという戦略です。
この戦略のもとになっている考え方は下記記事です。
オプションは買うべき?それとも売るべき?
上記記事によれば、ファーOTMプットを売り、デルタニュートラルを保てば、利益になる確率が高いです。しかし、OTMプット売りは、いくらデルタニュートラルに保っていたとしても暴落があればとても危険な戦略です。それを回避する方法として、この戦略ではOTMコール買いを行うことによりヘッジをしています。
■現在のポジションとそれを6月SQまで保有した時の予想損益
※プレミアムは2/27の清算値を使用。損益計算はカブドットコムのオプションシミュレータを使い、原資産17400で計算
●現在のポジションとリスク指標
現在のポジションは、下記表の1をご参照ください。表に書き忘れていますが、デルタヘッジ用の先物は、3.5枚の売建です。
リスク指標は下記です(これは、松井証券の計算を利用)
限月 デルタ ガンマ[100円当り] ベガ[千円] セータ[千円]
200706 0.01 0.120 5.18 10.27
現在のポジションでの証拠金は、2,273,070円です。
●オプションシミュレータを利用し、現時点でIVが変化した際のプレミアム
下記表の2をご参照ください
●フューチャーボラティリティ毎の損益計算
下記表の3をご参照ください
(この計算は、銘柄毎のIVが一定と仮定した場合の計算となっています)
フューチャーボラティリティの期待値は17%なので、それをもとにするとこのポジションを6月SQまで保有すれば、1,023,000円の利益を得られる計算になります。

■現在のポジションの損益曲線
下記につけてみました。

■この戦略の欠点
①暴落に弱い
上記、損益曲線を見てもわかりますが、原資産が大きく下落した時に損益が悪化します。
理由のひとつは、コール買いでガンマをプラスにしてガンマリスクをヘッジしているのですが、原資産が下落するとコール買いの影響が薄れ、プット売りの影響が強くなり、ガンマがマイナスに変化してしまうことがあげられます。
もうひとつの理由は、損益曲線に現れないのですが、大暴落時には、OTMプットのIVが急上昇します。プット売りをしているのでその分の損失も加算されてしまいます。
②じり高に弱い
相場が安定し、ゆっくりと上昇する場合、一般的にコール側OTMのIVが低下します。その分、コールOTM買いのプレミアムが減少し、損益が悪化します。
③原資産に変動がなくても、毎日デルタヘッジが必要
?、と思うかもしれません。この実験ポジションは、ファーOTMプット売りとファーOTMコール買いです。ファーOTMなので、原資産に変動がない場合、タイムディケイの影響を受けプレミアムが低下します。同時にデルタも減少します。現在のポジションでは、先物3.5枚売りのデルタヘッジですが、これが、毎日0.2程度プラス側に傾いていきます。
私の場合、このことを考慮して、大引け直前にデルタを+0.2になるようにデルタを調整しています。(こうしておけば、原資産に変動がない場合翌朝のデルタはだいたい0になっています。
④ざらば中のデルタコントロールも難しい
ざらば中に、デルタ0になっていると仮定します。現在のポジションはガンマがプラスです。この場合、原資産がどっちらに動いても値洗いが良くなり、利益になるハズです。ところが、原資産が上昇すれば、値洗いが悪化するのです。
先物が売りポジションなので、原資産が上昇すれば、先物はリニアに反応し値洗いがマイナスになります。それに対してオプションはファーOTMなので、原資産の変動に連動しないのです。したがって、リスク指標通りの動きをすれば、原資産上昇で利益になるのですが、実際の動きは損失になっています。
また、それに加えて、原資産が上昇した場合に、コールOTMのIVが下がる傾向があるようです。したがって、原資産が上昇しても、コールOTMのプレミアムの上昇が遅く、値洗いが良くならないのだと考えています。
上記を考慮すると、現在のポジションでは、デルタを+0.4程度にしておけば、値洗いの体感値から考えるデルタニュートラルになっているといえそうです。
デルタニュートラル戦略なので、本当にデルタ0としておくのか、上記を考えて、デルタをややプラスにしておくのか、どっちが良いか難しいです。現時点での答えは出ていません。
⑤計算通りの損益がでない(と思う)
原資産が変動ない場合、SQが近づくにつれてプットOTMのIVが上昇し、コールITMのIVは低下します。つまり、私の実験的ポジションに対して不利に働きます。
⑥証拠金の増減が激しい
これは、もう少し様子を見てみます。実験を始めて、2週間経っていないですが、その間にも結構ポジションを変更しました。その影響もあり証拠金が激しく増減しています。証拠金増減の感覚をうまくつかんでおきたいです。
■今後の戦略
●売りと買いの比率の調整
原資産が下落すれば、現在の実験的ポジションは、プット売りの色彩が強くなり、原資産が上昇すれば、コール買いの色彩が強くなります。これを原資産の上下に合わせて居心地が良い比率に変更をしていきます。
居心地の良い比率は、
・ガンマがプラスであること
・プット売りの比率を下げすぎないこと
(セータが0あたりが良いかなと思っています)
と考えています。
※この比率の調整も、この戦略に不利に働きやすいです。
原資産が上昇し、IVが低下している時に売りを行い、
逆に原資産が低下し、IVが上昇している時に買いを行うことになります。
●仕込みと利益確定
IVが低下した場合は、コール買いを仕込むかプット売りの返済買いで利確をします。IVが上昇した場合は、プット売りを仕込むかコール買いの返済売りで利確をします。
※う~ん、上記の「売りと買いの比率の調整」と矛盾する行動になる可能性が
高いですね。この戦略は難しいです。あまり、頻繁な売買をしない方が、
良さそうです。余分な手数料やスリッページコストが発生しそうです。
●ざら場中のデルタ調整
このポジションは、ボラティリティが高いほど、利益があがります。ということで、ざらば中の天井と底をうまくとらえ、積極的なデルタヘッジを行っていきます。
上の方の、「この戦略の欠点」にも書きましたが、完全なデルタニュートラルに保つのが良いか、多少デルタをプラスに振っておくのが良いか難しいところです。今後のことを考えるとできるだけシンプルな戦略が望ましいです。ということで、できるだけ完全なデルタニュートラルを保つように心がけてみようと思います。
■結論のようなもの
まだ実験中ですが、この戦略は思った以上に難しいです。
売りと買いの比率調整、と、仕込みと利確、に矛盾がある戦略で、どうすればよいのか頭をかかえています。今後、試行錯誤してみようと思います。
デルタの調整も難しいです。これも試行錯誤ですね。
明日より、ポジションを大きく組み替え、デルタニュートラル戦略でしばらくやっていこうと思います。
先日の記事(オプションは買うべき?それとも売るべき?)に基づく戦略です。
安いボラティリティを買い、高いボラティリティを売り、デルタニュートラルのポジションを構築します。デルタニュートラルを保つことによりインプライドボラティリティとフューチャーボラティリティの差が損益になるはずです。
以下、数値はカブドットコムを使用。ギリシャ文字計算はドリームバイザーのオプションモデルを使用しました。
●銘柄のピックアップ
まず、高いIVは売りですが、その対象銘柄のピックアップです。プット側で、ファーOTMになるほどIVは高くなりますが、10円未満の低プレミアムを選んでも仕方ないので、ある程度の価格(本日終値20円、IV22.48%)がついている、5P160を売ることにします。
そして、低いIVは買いですが、IVが一番低い5C180を選択します(本日終値125円、IV14.40%)
●売りと買いの比率
以下を考慮します。
・現在は、IVが比較的低い時期であること→売りは少なめにする
・万が一大暴落があった場合のリスクを低くする→ガンマロングにする
上記を考慮して
5C180買い:5P160売り = 1:5
とすることにします。
そして、デルタヘッジですが、デルタを0にするためにだいたいミニ先5枚売りとなります。
上記より明日、建てようとするポジションの1セットは、
5C180買い:1枚、5P160売り:5枚、ミニ先売り:5枚
となります。
その時のリスク指標は、
デルタ0.03 ガンマ0.005 ベガ-6.25 セータ5.05
となります。
また1セットあたりの証拠金は、354,300です。
●期待利益計算
まず、5P160の売りです。下表は原資産価格17700の時の、ボラテリティ、その時の理論価格、現在IV22%として5月SQまでデルタヘッジを続けた場合のフューチャーボラティリティ毎の損益になっています。
ボラ(%) 理論価格 損益
10 0 15
12 0 15
14 1 14
16 2 13
18 4 11
20 8 7
22 15 0
24 24 -9
26 33 -18
28 46 -31
30 61 -46
同様に、5C180買いを計算します。現在IV14%として損益計算しています。
ボラ(%) 理論価格 損益
10 73 -65
12 103 -35
14 138 0
16 173 35
18 205 67
20 241 103
22 276 138
24 312 174
26 348 210
28 385 247
30 421 283
1セット(5C180買い:5P160売り=1:5)あたりの利益は上記2つの表から計算できます。下記表はフューチャーボラティリティ毎の損益です。
ボラ(%) 損益
10 10
12 40
14 70
16 100
18 122
20 138
22 138
24 129
26 120
28 92
30 53
最大利益は、フューチャーボラティリティが20%強の時に、1セットあたり14万円弱の計算です。売買手数料、デルタヘッジの手数料はかなり適当な計算で5000円未満と思います。
買建の金額-売建の金額+証拠金+手数料が約40万です。このポジションを5月SQまで維持すれば、最大で13万強の利益が期待できます。そして、損失になる可能性は、極端にボラが高くなるか低くなるかのどちらかの場合なので、リスクは小さそうです。
※おいしすぎる話です。計算ミスはないのだろうか?落とし穴なないのだろうか?不安です。でも、実際に運用すれば、落とし穴などは見えてくると思います。
●運用規模について
明日より、5セットで運用を開始してみようと思います。運用資金約200万は大体適切な規模と考えます。(今日現在、全体資金は約500万なので、将来の証拠金増加リスクを考えても大丈夫だと思います)
また、現在たまたま都合良く5C180買建を5枚保有しているので、その意味でも丁度良いです。
●最後にひとこと
机上シミュレーションでは、かなり良い成績が出せました。あとは実際に運用してみるのみです。気がつかない落とし穴があるかもしれない不安はありますが、成果が楽しみです。
先日の記事(オプションは買うべき?それとも売るべき?)に基づく戦略です。
安いボラティリティを買い、高いボラティリティを売り、デルタニュートラルのポジションを構築します。デルタニュートラルを保つことによりインプライドボラティリティとフューチャーボラティリティの差が損益になるはずです。
以下、数値はカブドットコムを使用。ギリシャ文字計算はドリームバイザーのオプションモデルを使用しました。
●銘柄のピックアップ
まず、高いIVは売りですが、その対象銘柄のピックアップです。プット側で、ファーOTMになるほどIVは高くなりますが、10円未満の低プレミアムを選んでも仕方ないので、ある程度の価格(本日終値20円、IV22.48%)がついている、5P160を売ることにします。
そして、低いIVは買いですが、IVが一番低い5C180を選択します(本日終値125円、IV14.40%)
●売りと買いの比率
以下を考慮します。
・現在は、IVが比較的低い時期であること→売りは少なめにする
・万が一大暴落があった場合のリスクを低くする→ガンマロングにする
上記を考慮して
5C180買い:5P160売り = 1:5
とすることにします。
そして、デルタヘッジですが、デルタを0にするためにだいたいミニ先5枚売りとなります。
上記より明日、建てようとするポジションの1セットは、
5C180買い:1枚、5P160売り:5枚、ミニ先売り:5枚
となります。
その時のリスク指標は、
デルタ0.03 ガンマ0.005 ベガ-6.25 セータ5.05
となります。
また1セットあたりの証拠金は、354,300です。
●期待利益計算
まず、5P160の売りです。下表は原資産価格17700の時の、ボラテリティ、その時の理論価格、現在IV22%として5月SQまでデルタヘッジを続けた場合のフューチャーボラティリティ毎の損益になっています。
ボラ(%) 理論価格 損益
10 0 15
12 0 15
14 1 14
16 2 13
18 4 11
20 8 7
22 15 0
24 24 -9
26 33 -18
28 46 -31
30 61 -46
同様に、5C180買いを計算します。現在IV14%として損益計算しています。
ボラ(%) 理論価格 損益
10 73 -65
12 103 -35
14 138 0
16 173 35
18 205 67
20 241 103
22 276 138
24 312 174
26 348 210
28 385 247
30 421 283
1セット(5C180買い:5P160売り=1:5)あたりの利益は上記2つの表から計算できます。下記表はフューチャーボラティリティ毎の損益です。
ボラ(%) 損益
10 10
12 40
14 70
16 100
18 122
20 138
22 138
24 129
26 120
28 92
30 53
最大利益は、フューチャーボラティリティが20%強の時に、1セットあたり14万円弱の計算です。売買手数料、デルタヘッジの手数料はかなり適当な計算で5000円未満と思います。
買建の金額-売建の金額+証拠金+手数料が約40万です。このポジションを5月SQまで維持すれば、最大で13万強の利益が期待できます。そして、損失になる可能性は、極端にボラが高くなるか低くなるかのどちらかの場合なので、リスクは小さそうです。
※おいしすぎる話です。計算ミスはないのだろうか?落とし穴なないのだろうか?不安です。でも、実際に運用すれば、落とし穴などは見えてくると思います。
●運用規模について
明日より、5セットで運用を開始してみようと思います。運用資金約200万は大体適切な規模と考えます。(今日現在、全体資金は約500万なので、将来の証拠金増加リスクを考えても大丈夫だと思います)
また、現在たまたま都合良く5C180買建を5枚保有しているので、その意味でも丁度良いです。
●最後にひとこと
机上シミュレーションでは、かなり良い成績が出せました。あとは実際に運用してみるのみです。気がつかない落とし穴があるかもしれない不安はありますが、成果が楽しみです。
先週末のシミュレーションの結果振り返りです。
3/15に一度振り返りをしていますが、この1週間を再度振り返ってみます。
シミュレーション内容は下記参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-103.html
3/15の振り返り内容は下記参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-109.html
シミュレーションしたポジションは、IV上昇を狙ったポジションでした。そして、今週たまたま大暴落が起こり、IVが急騰、現在は多少落ち着きました。
この1週間を振り返ってみます。(IVはACさんのブログのものを参照しています)
■シミュレーションで想定した3/9終値のポジション(IV 19.34%)
04P170 売建 4枚 @375
05P170 買建 5枚 @495
04C175 売建 2枚 @220
05C175 買建 3枚 @345
・買建合計金額-売建合計金額=157万円
・証拠金…不要
・ベガ100,030円
・セータ1,870円
■3/14の終値(IV 25.70%)
04P170 売建 4枚 @735
05P170 買建 5枚 @855
04C175 売建 2枚 @130
05C175 買建 3枚 @230
・買建合計金額-売建合計金額=176.5万円
■3/16の終値(IV 23.43%)
04P170 売建 4枚 @610
05P170 買建 5枚 @735
04C175 売建 2枚 @110
05C175 買建 3枚 @210
・買建合計金額-売建合計金額=164.5万円
■利益計算
・3/9に建てたポジションを3/14で手仕舞えば、
利益は、176.5万円-157万円=19.5万円 でした。
・仮に手仕舞いせず、今日まで持ち越せば、
利益は、164.5万円-157万円=7.5万円 に減ってしまいます。
・では、3/14大引けでドテンしたらどうだったでしょうか?
ドテン後のポジション
04P170 買建 4枚
05P170 売建 5枚
04C175 買建 2枚
05C175 売建 3枚
証拠金は3/16終値時点で、2,883,464円(SPAN120%)
利益は、(176.5万円-157万円)+(176.5万円-164.5万円)= 31.5万円 になります。
※ベガが約10万なのですが、IVが大きく変動したほどの利益が出ていません。ベガ通りの利益になっていたとすれば、3/9→3/14で60万以上、3/14→3/16で20万以上の利益になっていたハズです。これは単一銘柄でなく複数銘柄の組み合わせになっている影響と考えられます。
■振り返り
このシミュレーションのポジションは、日経225の価格変動にはほとんど左右されず、IVの変動で利益を得る作戦でした。期せずしてこの1週間は、大暴落があり急激なIVの上下があった週でした。
この投資手法を用いることにより、約300万円の投資で10%以上の利益を得たことになりました。
IVの上下が予想される時は、非常に有効な投資方法といえます。オプション投資としては、リスクの低い投資方法でありながら、リターンはそれなりにあります。
この手法はちゃんと研究して自分の手法として身につけたいと思います。投資資金がそれなりに必要なので、資金が増えた時に使ってみたいと思います。
3/15に一度振り返りをしていますが、この1週間を再度振り返ってみます。
シミュレーション内容は下記参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-103.html
3/15の振り返り内容は下記参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-109.html
シミュレーションしたポジションは、IV上昇を狙ったポジションでした。そして、今週たまたま大暴落が起こり、IVが急騰、現在は多少落ち着きました。
この1週間を振り返ってみます。(IVはACさんのブログのものを参照しています)
■シミュレーションで想定した3/9終値のポジション(IV 19.34%)
04P170 売建 4枚 @375
05P170 買建 5枚 @495
04C175 売建 2枚 @220
05C175 買建 3枚 @345
・買建合計金額-売建合計金額=157万円
・証拠金…不要
・ベガ100,030円
・セータ1,870円
■3/14の終値(IV 25.70%)
04P170 売建 4枚 @735
05P170 買建 5枚 @855
04C175 売建 2枚 @130
05C175 買建 3枚 @230
・買建合計金額-売建合計金額=176.5万円
■3/16の終値(IV 23.43%)
04P170 売建 4枚 @610
05P170 買建 5枚 @735
04C175 売建 2枚 @110
05C175 買建 3枚 @210
・買建合計金額-売建合計金額=164.5万円
■利益計算
・3/9に建てたポジションを3/14で手仕舞えば、
利益は、176.5万円-157万円=19.5万円 でした。
・仮に手仕舞いせず、今日まで持ち越せば、
利益は、164.5万円-157万円=7.5万円 に減ってしまいます。
・では、3/14大引けでドテンしたらどうだったでしょうか?
ドテン後のポジション
04P170 買建 4枚
05P170 売建 5枚
04C175 買建 2枚
05C175 売建 3枚
証拠金は3/16終値時点で、2,883,464円(SPAN120%)
利益は、(176.5万円-157万円)+(176.5万円-164.5万円)= 31.5万円 になります。
※ベガが約10万なのですが、IVが大きく変動したほどの利益が出ていません。ベガ通りの利益になっていたとすれば、3/9→3/14で60万以上、3/14→3/16で20万以上の利益になっていたハズです。これは単一銘柄でなく複数銘柄の組み合わせになっている影響と考えられます。
■振り返り
このシミュレーションのポジションは、日経225の価格変動にはほとんど左右されず、IVの変動で利益を得る作戦でした。期せずしてこの1週間は、大暴落があり急激なIVの上下があった週でした。
この投資手法を用いることにより、約300万円の投資で10%以上の利益を得たことになりました。
IVの上下が予想される時は、非常に有効な投資方法といえます。オプション投資としては、リスクの低い投資方法でありながら、リターンはそれなりにあります。
この手法はちゃんと研究して自分の手法として身につけたいと思います。投資資金がそれなりに必要なので、資金が増えた時に使ってみたいと思います。
先週末のシミュレーションの結果振り返りです。
シミュレーション内容は下記参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-103.html
シミュレーションのポジションは、暴落や暴騰などでIVが上昇することを狙ったポジションでした。期せずして、昨日大暴落が起き、IVが上昇しました。(IVの上昇は正確に把握できていないのですが、大体2~3程度の上昇だったと思います。
■シミュレーションで想定した3/9終値のポジション
04P170 売建 4枚 @375
05P170 買建 5枚 @495
04C175 売建 2枚 @220
05C175 買建 3枚 @345
・買建合計金額-売建合計金額=157万円
・証拠金…不要
・ベガ100,030円
・セータ1,870円
■3/14の終値
04P170 売建 4枚 @735
05P170 買建 5枚 @855
04C175 売建 2枚 @130
05C175 買建 3枚 @230
・買建合計金額-売建合計金額=176.5万円
■損益は?
19.5万円の利益
■感想
作戦大成功です。シミュレーションのポジションはIVの変動で利益を狙うローリスクミドルリターンの戦法でしたが、見事に利益を得ました。オプションならではの戦略だと思います。結構使えるポジションだったと考えます。
このポジションを組むにはそれなりの資金力が必要になってきます。将来的に資金的な余裕がでてきたら、使ってみたいと思います。
シミュレーション内容は下記参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-103.html
シミュレーションのポジションは、暴落や暴騰などでIVが上昇することを狙ったポジションでした。期せずして、昨日大暴落が起き、IVが上昇しました。(IVの上昇は正確に把握できていないのですが、大体2~3程度の上昇だったと思います。
■シミュレーションで想定した3/9終値のポジション
04P170 売建 4枚 @375
05P170 買建 5枚 @495
04C175 売建 2枚 @220
05C175 買建 3枚 @345
・買建合計金額-売建合計金額=157万円
・証拠金…不要
・ベガ100,030円
・セータ1,870円
■3/14の終値
04P170 売建 4枚 @735
05P170 買建 5枚 @855
04C175 売建 2枚 @130
05C175 買建 3枚 @230
・買建合計金額-売建合計金額=176.5万円
■損益は?
19.5万円の利益
■感想
作戦大成功です。シミュレーションのポジションはIVの変動で利益を狙うローリスクミドルリターンの戦法でしたが、見事に利益を得ました。オプションならではの戦略だと思います。結構使えるポジションだったと考えます。
このポジションを組むにはそれなりの資金力が必要になってきます。将来的に資金的な余裕がでてきたら、使ってみたいと思います。
しばらくお休みにしていた売買シミュレーションを復活しました。
本来のルールは、下記URLですが、今週はルールを変えます。
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-67.html
今回は、来週を波乱待ちの週と想定したポジションを考えました。波乱をじっくり待つ面白いポジションになったと思います。
(このポジションは、このブログへのACさんのコメントよりヒントを得て考えたものです)
※このポジションが使えそうかどうか、ポジションを組む際に考慮したいことや欠点など、皆さんのご意見をお聞かせいただければと思います。よろしければ、コメントしてください。
続きは、『 [売買シミュレーション_20070225]の続きを読む 』をクリックしてご参照ください。
本来のルールは、下記URLですが、今週はルールを変えます。
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-67.html
今回は、来週を波乱待ちの週と想定したポジションを考えました。波乱をじっくり待つ面白いポジションになったと思います。
(このポジションは、このブログへのACさんのコメントよりヒントを得て考えたものです)
※このポジションが使えそうかどうか、ポジションを組む際に考慮したいことや欠点など、皆さんのご意見をお聞かせいただければと思います。よろしければ、コメントしてください。
続きは、『 [売買シミュレーション_20070225]の続きを読む 』をクリックしてご参照ください。
今週のシミュレーションはルールを変えます。
日経225急上昇の今、コールの売建玉を大量に抱えている心境は穏やかではありません。他人事のようにのんきにシミュレーションしている場合ではないのです。ということで今週は
「私の今のポジションの売建玉への対策について」
がお題です。
文章が大量になったので、本文は、『 [売買シミュレーション_20070225_今週は実践です]の続きを読む 』をクリックしてご参照ください。
日経225急上昇の今、コールの売建玉を大量に抱えている心境は穏やかではありません。他人事のようにのんきにシミュレーションしている場合ではないのです。ということで今週は
「私の今のポジションの売建玉への対策について」
がお題です。
文章が大量になったので、本文は、『 [売買シミュレーション_20070225_今週は実践です]の続きを読む 』をクリックしてご参照ください。
先週実施した売買シミュレーションの振り返りです。
先週のシミュレーション内容は下記をクリック
売買シミュレーション_20070217
■結果
まずは、損益の結果確認です。

●積極的手法
案1:コール180買い
利益:825,000円
案2:C180-185レシオスプレッド(図1-2参照)
利益:715,000円
案3:先物買い
利益:700,000円
●保守的手法
案1:レシオの合成ポジション その1
利益:-30,000円
案2:レシオの合成ポジション その2
利益:-120,000円
追証発生、証拠金:1,332,220円
案3:変則カレンダー
利益:300,000円
追証発生、証拠金:1,271,568円
案4:C180カレンダー
利益:175,000円
■振り返り
今週の日経225は強い動きになりました。月火水は小動きですが、木金と急激に値を上げました。終値は、先週予想した範囲のほぼ上限にあたります。また、勢い良く上昇したことが理由だと思いますが、コールのIV、特に外側のIVが急上昇しました。保守的手法の案1、案2のレシオの損益がシミュレーション時点より悪化しているのは、IVの変化による影響があります。
2/16終値:17,875.65円
2/23終値:18,188.42円
値上がり額: 312.77円
以下、それぞれの案に対する振り返りです。
●積極的手法の案1~3は結果的にすべて正解となりました。
その中でも案1のコール買いは、相場急上昇時にハイリターンを得ることが出来る手段だと再確認しています。
先週末時点での私の判断は積極的手法はすべて見送り、あえて選ぶなら案3としましたが、その判断で良かったと思います。実際に月~水は小動きだったので・・・。
案2は、案3との比較で却下していました。(外側のIVが低いことが理由) しかし、不思議なことに03C185のIVは上がっていないんですよね。木金で相場急上昇したが、市場評価は3月SQで18500を大きく超えることはないということなんでしょうか。
案1~案3以外では、03C185や04C190が倍以上の価格になったので、その買が効率良く利益が出る手段でした。(もちろん結果論です。先週末時点の私の相場感では、全く手出し出来ない銘柄でした)
●保守的手法の案1と案2のレシオの合成ポジションですが、どちらも損失になりました。コールの外側のIVが急上昇したことが理由です。IVが低いときに売建をしてはいいけないということ、また、売建玉の比率が高いレシオは保守的手法でなないということがわかりました。今後、私が売買の実践をしていくうえでの教訓になりました。
●保守的手法の案3の変則カレンダーですが、損益曲線で想定以上の大きな収益になりました。これもコールの外側のIVが上昇したことによります。IVが低い時の外側のコール買いは、時として想像以上の利益になることがわかりました。
●保守的手法の案4のカレンダーです。カレンダーは保守的手法としての有効性が高いことを認識しました。ただし、ある程度相場の方向性を当てないと逆効果になることは、前回のシミュレーションで経験済みです。保守的手法といえども相場感は大切だと思っています。
全般を通しては、IVへの注意が必要だということを感じました。IVが低いならば買い、IVが高いならば売りを中心に考える必要があるということです。肝に銘じたいと思います。
先週のシミュレーション内容は下記をクリック
売買シミュレーション_20070217
■結果
まずは、損益の結果確認です。

●積極的手法
案1:コール180買い
利益:825,000円
案2:C180-185レシオスプレッド(図1-2参照)
利益:715,000円
案3:先物買い
利益:700,000円
●保守的手法
案1:レシオの合成ポジション その1
利益:-30,000円
案2:レシオの合成ポジション その2
利益:-120,000円
追証発生、証拠金:1,332,220円
案3:変則カレンダー
利益:300,000円
追証発生、証拠金:1,271,568円
案4:C180カレンダー
利益:175,000円
■振り返り
今週の日経225は強い動きになりました。月火水は小動きですが、木金と急激に値を上げました。終値は、先週予想した範囲のほぼ上限にあたります。また、勢い良く上昇したことが理由だと思いますが、コールのIV、特に外側のIVが急上昇しました。保守的手法の案1、案2のレシオの損益がシミュレーション時点より悪化しているのは、IVの変化による影響があります。
2/16終値:17,875.65円
2/23終値:18,188.42円
値上がり額: 312.77円
以下、それぞれの案に対する振り返りです。
●積極的手法の案1~3は結果的にすべて正解となりました。
その中でも案1のコール買いは、相場急上昇時にハイリターンを得ることが出来る手段だと再確認しています。
先週末時点での私の判断は積極的手法はすべて見送り、あえて選ぶなら案3としましたが、その判断で良かったと思います。実際に月~水は小動きだったので・・・。
案2は、案3との比較で却下していました。(外側のIVが低いことが理由) しかし、不思議なことに03C185のIVは上がっていないんですよね。木金で相場急上昇したが、市場評価は3月SQで18500を大きく超えることはないということなんでしょうか。
案1~案3以外では、03C185や04C190が倍以上の価格になったので、その買が効率良く利益が出る手段でした。(もちろん結果論です。先週末時点の私の相場感では、全く手出し出来ない銘柄でした)
●保守的手法の案1と案2のレシオの合成ポジションですが、どちらも損失になりました。コールの外側のIVが急上昇したことが理由です。IVが低いときに売建をしてはいいけないということ、また、売建玉の比率が高いレシオは保守的手法でなないということがわかりました。今後、私が売買の実践をしていくうえでの教訓になりました。
●保守的手法の案3の変則カレンダーですが、損益曲線で想定以上の大きな収益になりました。これもコールの外側のIVが上昇したことによります。IVが低い時の外側のコール買いは、時として想像以上の利益になることがわかりました。
●保守的手法の案4のカレンダーです。カレンダーは保守的手法としての有効性が高いことを認識しました。ただし、ある程度相場の方向性を当てないと逆効果になることは、前回のシミュレーションで経験済みです。保守的手法といえども相場感は大切だと思っています。
全般を通しては、IVへの注意が必要だということを感じました。IVが低いならば買い、IVが高いならば売りを中心に考える必要があるということです。肝に銘じたいと思います。
今回が2週目になりました売買シミュレーションです。
現状を検討し、最も適切な売買戦略を検討します。
ルールは下記URL参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-67.html
損益曲線図は『 [売買シミュレーション_20070217]の続きを読む 』をクリックしてご参考にしてください
■相場の見通し
先週の反省により、積極的手法をとるにしても保守的手法をとるにしても、相場の見通しを想定する必要があると感じましたので、まずはそれを想定します。
現状のトレンドは、私が2月10に想定した状態を維持していると考えています。 参照:今後の日経225予測-私のトレンド分析 20070210
まず、今週の結果ですが、日経225は大きく上昇して、17,875.65円になりました。さすがに急激な上昇だったので、来週しばらくは上昇ペースがスローダウンすると思います。
来週には2月20、21日の日銀金融政策決定会合の大きなイベントがあり、それまでは様子見の相場が続くのではないかと考えています。これが終われば、金利を上げるにしても上げないにしてもイベントの重しがとれることにより相場は上昇方向に動くと考えています。但し、利上げ決定により円相場の急激な上昇があった場合は、日経225の下げ要因となるでしょう。(円相場がそうなる可能性は低いと考えています)
来週末(2/23)の日経225の予想レンジですが、今後の日経225予測-私のトレンド分析 20070210に従えば、17900-18200となります。私は18000を少し超える程度かなと考えています。

■シミュレーション
●積極的手法(日経225が18100円で利益が大きくなる手法を検討しました)
案1 コール180買い(図1-1参照)
・ポジション
03C180 買建 5枚 @170
・買建合計金額-売建合計金額=850,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=0
・18100での利益=375,112
・損益分岐点:17,959以上で利益
案2 C180-185レシオスプレッド(図1-2参照)
・ポジション
03C180 買建 11枚 @170
03C185 売建 22枚 @40
・買建合計金額-売建合計金額=990,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=11,880
・18100での利益=496,911
・損益分岐点:17,872~18708で利益
案3 先物買い(図はありません)
・ポジション
先物(期近)買建 2枚 @17,870
・証拠金(SPAN120%で計算)=936,000
・18100での利益=430,000
・損益分岐点:17,870以上で利益
さて、採用したい案ですが、案2か案3か迷うところです。私の相場感からは案2がピッタリと来るのですが、今は売建玉のIVが低いのです。相場が急変動しIVが上昇すると危険です。なので、どうしても選ばなければならないなら案3とします。しかし、私の来週の相場の見通しは小動きです。休むも相場です。再び上昇トレンドが明確になってから積極的手法をとってもよいと思います。積極的手法は来週は見送りです。
●保守的手法
案1 レシオの合成ポジション その1(図2-1参照)
・ポジション
04C190 売建 5枚 @60
04C180 買建 1枚 @305
04P175 買建 1枚 @290
04P165 売建 8枚 @60
・買建合計金額-売建合計金額=-185,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=966,790
・最大利益:18,050で、123,338
・損益分岐点:17,644~18,445で利益
案2 レシオの合成ポジション その2(図2-2参照)
・ポジション
04C190 売建 9枚 @60
04C180 買建 2枚 @305
04P175 買建 1枚 @290
04P165 売建 8枚 @60
・買建合計金額-売建合計金額=-120,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=955,590
・最大利益:18,002で、139,520
・損益分岐点:17,620~18,354で利益
案3 変則カレンダー(図2-3参照)
・ポジション
03C185 売建 15枚 @40
04C190 買建 15枚 @60
・買建合計金額-売建合計金額=300,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=996,258
・最大利益:17,968で 126,499
・損益分岐点:17,617~18,213で利益
案4 C180カレンダー(図2-4参照)
・ポジション
03C180 売建 7枚 @170
04C180 買建 7枚 @305
・買建合計金額-売建合計金額=945,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=0
・最大利益:1810,10で、134,101
・損益分岐点:17,682~18,345で利益
さて、採用したい案ですが、案2です。順を追って説明します。
案1から案4の損益曲線は、来週末(2/23)時点ではどれも似ています。
それぞれを比較します。
案1と案2のレシオですが、案2は、04C180を2枚にしたことにより、今後、日経225が上昇した場合により利益を得られるポジションですので、案2の方が相場感にあっています。
(ちょっと話はそれますが、2/23時点の損益曲線を相場感にあわせる為に、コールとプットの売建玉の枚数で調整しています。プット売りはあまり増やしたくないのだけれど、損益曲線を理想に近くするにはやむ得ません)
案3と案4の比較ですが、案3の方が相場感にあっています。(3月SQ時点で最も利益になる価格が案3は18500、案4は18000なので、上昇相場との読みの場合は案3の方が適しています。)
残ったのは案2と案3ですが、3月SQ時点までは甲乙つけがたしだと思います。しかし4月SQ時点を考えると案2は、04C190を売建てしているのに対し、案3は04C190を買建てしています。私の相場感では4月SQ時点で19000に到達しないと考えているので、その点で案2のポジションの方が魅力的に見えます。
■ここまでシミュレーションした感想
ふーっ。やっと出来ました。シミュレーションでは見送りにした積極的手法案2ですが、魅力的ポジションです。現状03C185のIVが低くてこのポジションを組むのに躊躇していますが、IVが上がってくれば組み込みたいと思います。
また、先週、今週とシミュレーションしましたが、レシオの組み方がいまいち良くわかりません。次回「大研究」のテーマにしたいと考えています。
現状を検討し、最も適切な売買戦略を検討します。
ルールは下記URL参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-67.html
損益曲線図は『 [売買シミュレーション_20070217]の続きを読む 』をクリックしてご参考にしてください
■相場の見通し
先週の反省により、積極的手法をとるにしても保守的手法をとるにしても、相場の見通しを想定する必要があると感じましたので、まずはそれを想定します。
現状のトレンドは、私が2月10に想定した状態を維持していると考えています。 参照:今後の日経225予測-私のトレンド分析 20070210
まず、今週の結果ですが、日経225は大きく上昇して、17,875.65円になりました。さすがに急激な上昇だったので、来週しばらくは上昇ペースがスローダウンすると思います。
来週には2月20、21日の日銀金融政策決定会合の大きなイベントがあり、それまでは様子見の相場が続くのではないかと考えています。これが終われば、金利を上げるにしても上げないにしてもイベントの重しがとれることにより相場は上昇方向に動くと考えています。但し、利上げ決定により円相場の急激な上昇があった場合は、日経225の下げ要因となるでしょう。(円相場がそうなる可能性は低いと考えています)
来週末(2/23)の日経225の予想レンジですが、今後の日経225予測-私のトレンド分析 20070210に従えば、17900-18200となります。私は18000を少し超える程度かなと考えています。

■シミュレーション
●積極的手法(日経225が18100円で利益が大きくなる手法を検討しました)
案1 コール180買い(図1-1参照)
・ポジション
03C180 買建 5枚 @170
・買建合計金額-売建合計金額=850,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=0
・18100での利益=375,112
・損益分岐点:17,959以上で利益
案2 C180-185レシオスプレッド(図1-2参照)
・ポジション
03C180 買建 11枚 @170
03C185 売建 22枚 @40
・買建合計金額-売建合計金額=990,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=11,880
・18100での利益=496,911
・損益分岐点:17,872~18708で利益
案3 先物買い(図はありません)
・ポジション
先物(期近)買建 2枚 @17,870
・証拠金(SPAN120%で計算)=936,000
・18100での利益=430,000
・損益分岐点:17,870以上で利益
さて、採用したい案ですが、案2か案3か迷うところです。私の相場感からは案2がピッタリと来るのですが、今は売建玉のIVが低いのです。相場が急変動しIVが上昇すると危険です。なので、どうしても選ばなければならないなら案3とします。しかし、私の来週の相場の見通しは小動きです。休むも相場です。再び上昇トレンドが明確になってから積極的手法をとってもよいと思います。積極的手法は来週は見送りです。
●保守的手法
案1 レシオの合成ポジション その1(図2-1参照)
・ポジション
04C190 売建 5枚 @60
04C180 買建 1枚 @305
04P175 買建 1枚 @290
04P165 売建 8枚 @60
・買建合計金額-売建合計金額=-185,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=966,790
・最大利益:18,050で、123,338
・損益分岐点:17,644~18,445で利益
案2 レシオの合成ポジション その2(図2-2参照)
・ポジション
04C190 売建 9枚 @60
04C180 買建 2枚 @305
04P175 買建 1枚 @290
04P165 売建 8枚 @60
・買建合計金額-売建合計金額=-120,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=955,590
・最大利益:18,002で、139,520
・損益分岐点:17,620~18,354で利益
案3 変則カレンダー(図2-3参照)
・ポジション
03C185 売建 15枚 @40
04C190 買建 15枚 @60
・買建合計金額-売建合計金額=300,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=996,258
・最大利益:17,968で 126,499
・損益分岐点:17,617~18,213で利益
案4 C180カレンダー(図2-4参照)
・ポジション
03C180 売建 7枚 @170
04C180 買建 7枚 @305
・買建合計金額-売建合計金額=945,000
・証拠金(SPAN120%で計算)=0
・最大利益:1810,10で、134,101
・損益分岐点:17,682~18,345で利益
さて、採用したい案ですが、案2です。順を追って説明します。
案1から案4の損益曲線は、来週末(2/23)時点ではどれも似ています。
それぞれを比較します。
案1と案2のレシオですが、案2は、04C180を2枚にしたことにより、今後、日経225が上昇した場合により利益を得られるポジションですので、案2の方が相場感にあっています。
(ちょっと話はそれますが、2/23時点の損益曲線を相場感にあわせる為に、コールとプットの売建玉の枚数で調整しています。プット売りはあまり増やしたくないのだけれど、損益曲線を理想に近くするにはやむ得ません)
案3と案4の比較ですが、案3の方が相場感にあっています。(3月SQ時点で最も利益になる価格が案3は18500、案4は18000なので、上昇相場との読みの場合は案3の方が適しています。)
残ったのは案2と案3ですが、3月SQ時点までは甲乙つけがたしだと思います。しかし4月SQ時点を考えると案2は、04C190を売建てしているのに対し、案3は04C190を買建てしています。私の相場感では4月SQ時点で19000に到達しないと考えているので、その点で案2のポジションの方が魅力的に見えます。
■ここまでシミュレーションした感想
ふーっ。やっと出来ました。シミュレーションでは見送りにした積極的手法案2ですが、魅力的ポジションです。現状03C185のIVが低くてこのポジションを組むのに躊躇していますが、IVが上がってくれば組み込みたいと思います。
また、先週、今週とシミュレーションしましたが、レシオの組み方がいまいち良くわかりません。次回「大研究」のテーマにしたいと考えています。
先週実施した売買シミュレーションの振り返りです。
先週のシミュレーション内容は下記をクリック
売買シミュレーション_20070211
■結果
まずは、損益の結果確認です。

●積極的手法
案1:カレンダースプレッド(C180)
利益:225,000円
案2:コールの買建
利益:615,000円
●保守的手法
案1:レシオの合成ポジション
利益:5,000円
追証発生、証拠金:1,175,280円
案2:カレンダースプレッド(C175)
利益:-120,000円
●その他手法
ロングストラドル
利益:130,000円
※2/13に相場の方向性が確認できたのでP175を清算売りした場合(@210)
利益:340,000円
■振り返り
この1週間は、日経225が予想以上に値上がりしました。私見では、17700を超えるものの17800あたりで上値が重くなると考えていたのですが、17900近くまで上げてきました。
2/9 終値:17,504.33円
2/16終値:17,875.65円
値上がり額: 371.32円
また、2/9時点で低かったIVが、週中の2/13~2/15あたりでは急激に上昇しました。最終的に2/16にはIVが少し下がりましたが、2/9時点よりは高くなっています。保守的手法がシミュレーション時点より、損益が悪化しているのはIVの変化の影響があります。
以下、それぞれの案に対する振り返りです。
●まず、積極的手法案2のコール買です。
この1週間は、この手法が大正解でした。日経225が大きく動く時は、オプション買いが大きい利益を得ることをあらためて実感しました。79.5万円の投資がたった4日間で61.5万円の利益を得たことになります。
●積極的手法案1のC180カレンダーについて
目標価格を定めてのカレンダースプレッドの有効性が確認できたと思います。(この案1では将来18000になることを想定しています)
●保守的手法案1のレシオ合成ポジションについて
なんと、追証が発生しました。急激な価格変動が理由です。(週中ではもっと証拠金が膨れ上がっていたハズです) とはいえ、損得なしの結果であり、堅実に利益を上げていく為には有効な手法といえます。
●保守的手法案2のC175カレンダーについて
これはいけません。急激な価格変動に弱いポジションでした。「さやとり」が目的とはいえ、相場の見通しは重要です。
●その他手法ロングストラドルについて
低IVとG7のイベントを目前に控えたことを考慮したポジションでしたが、優秀なポジションだったと考えます。G7が日経225にインパクトを与えたかどうかはわかりませんが、イベント通過による買い安心感があったとは思います。
■シミュレーションを実施したことに対する振り返り
先週初めてシミュレーションを実施しました。それにより自分のポジションの良し悪しを考えるきっかけになりました。そして、自分のポジションを組み替えました。現在のポジションは先週末に比べてバランス良いポジションになったと自負しています。
話は変わりますが、このシミュレーションは結構大変です。振り返りをするのも大変です。しかし、自分の勉強になると思います。毎週末の宿題のようなものですが、頑張って続けようと思います。あぁ、早速来週のシミュレーションをしなければ…
先週のシミュレーション内容は下記をクリック
売買シミュレーション_20070211
■結果
まずは、損益の結果確認です。

●積極的手法
案1:カレンダースプレッド(C180)
利益:225,000円
案2:コールの買建
利益:615,000円
●保守的手法
案1:レシオの合成ポジション
利益:5,000円
追証発生、証拠金:1,175,280円
案2:カレンダースプレッド(C175)
利益:-120,000円
●その他手法
ロングストラドル
利益:130,000円
※2/13に相場の方向性が確認できたのでP175を清算売りした場合(@210)
利益:340,000円
■振り返り
この1週間は、日経225が予想以上に値上がりしました。私見では、17700を超えるものの17800あたりで上値が重くなると考えていたのですが、17900近くまで上げてきました。
2/9 終値:17,504.33円
2/16終値:17,875.65円
値上がり額: 371.32円
また、2/9時点で低かったIVが、週中の2/13~2/15あたりでは急激に上昇しました。最終的に2/16にはIVが少し下がりましたが、2/9時点よりは高くなっています。保守的手法がシミュレーション時点より、損益が悪化しているのはIVの変化の影響があります。
以下、それぞれの案に対する振り返りです。
●まず、積極的手法案2のコール買です。
この1週間は、この手法が大正解でした。日経225が大きく動く時は、オプション買いが大きい利益を得ることをあらためて実感しました。79.5万円の投資がたった4日間で61.5万円の利益を得たことになります。
●積極的手法案1のC180カレンダーについて
目標価格を定めてのカレンダースプレッドの有効性が確認できたと思います。(この案1では将来18000になることを想定しています)
●保守的手法案1のレシオ合成ポジションについて
なんと、追証が発生しました。急激な価格変動が理由です。(週中ではもっと証拠金が膨れ上がっていたハズです) とはいえ、損得なしの結果であり、堅実に利益を上げていく為には有効な手法といえます。
●保守的手法案2のC175カレンダーについて
これはいけません。急激な価格変動に弱いポジションでした。「さやとり」が目的とはいえ、相場の見通しは重要です。
●その他手法ロングストラドルについて
低IVとG7のイベントを目前に控えたことを考慮したポジションでしたが、優秀なポジションだったと考えます。G7が日経225にインパクトを与えたかどうかはわかりませんが、イベント通過による買い安心感があったとは思います。
■シミュレーションを実施したことに対する振り返り
先週初めてシミュレーションを実施しました。それにより自分のポジションの良し悪しを考えるきっかけになりました。そして、自分のポジションを組み替えました。現在のポジションは先週末に比べてバランス良いポジションになったと自負しています。
話は変わりますが、このシミュレーションは結構大変です。振り返りをするのも大変です。しかし、自分の勉強になると思います。毎週末の宿題のようなものですが、頑張って続けようと思います。あぁ、早速来週のシミュレーションをしなければ…
今週から売買シミュレーションをやってみようと思います。
ルールは下記URL参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-67.html
損益曲線図は『 [売買シミュレーション_20070211]の続きを読む 』をクリックしてご参考にしてください
●オプションプレミアム 20070209終値時点

●積極的手法
来週2月16日の日経225を17700以上と想定し、最も効率の良い手法を検討しました。17700以上のよりどころは、今後の日経225予測-私のトレンド分析 20070210です。
案1:カレンダースプレッド(損益図は図1-1を参照)
・ポジション
03C180 売建 9枚 @85
04C180 買建 9枚 @195
・買建合計金額-売建合計金額=99万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
案2:コールの買建(損益図は図1-2を参照)
・ポジション
03C175 買建 3枚 @265
・買建合計金額-売建合計金額=79.5万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
案1と案2の比較ですが、案1の損益曲線の方が私の相場感にあっています。利益面では、案1では、17700になった時の利益は約20.3万円、案2で約24.4万円で、案2の方が有利です。逆に損益分岐点の幅では案1の方が優位です。
※案2ですが17700程度の上昇幅であれば、OP買いよりも先物買いの方がパフォーマンスが良いです。OP買い戦略が優位になるには17800以上の上昇が欲しいところです。もちろん先物買いとOP買いでは下落時のリスクが違うので一概に比較することはできません。
●保守的手法
価格が一定レンジならば、利益になる手法を検討しました。
案1:レシオの合成ポジション(損益図は図2-1を参照)
・ポジション
04C190 売建 8枚 @30
04C180 買建 1枚 @195
04P170 買建 1枚 @240
04P160 売建 8枚 @55
・買建合計金額-売建合計金額=-24.5万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=956,540円
・損益分岐点:17249~17980で利益
・最大利益:17624で100,495円
案2:カレンダースプレッド(損益図は図2-2を参照)
・ポジション
03C175 売建 8枚 @265
04C175 買建 8枚 @390
・買建合計金額-売建合計金額=100万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
・損益分岐点:17205~17828で利益
・最大利益:17515で96,813円
案1と案2の比較ですが、良く似た損益曲線です。証拠金不要の点では案2のカレンダースプレッドの方が優位です。しかし案1のレシオの合成ポジションは、来週末以降までもを考慮に入れた場合、価格変動が大きくなり17500から離れるにしたがって優位性が増していきます。案1の方が優れたポジションといえると思います
※案1のレシオの合成ポジションですが、権利行使価格の選定、売りと買いの比率などかなり適当に決めました。プット売り、コール売りの権利行使価格は4月SQ時点でさすがにその価格まではいかないと想定した価格です。それ以外の選び方はかなり適当です。レシオの組み方については今後の研究課題です。すみパパさんや甘ねぎさんを参考にしてうまく組めるようにしていきたいと思います。
●その他手法
2/9現在、IVが非常に低下しています。また、G7会議もあり結果次第では来週の相場が大きく変動する可能性があります。この状況では、ロングストラドルもおもしろいかもしれません。(損益図は図3を参照)
・ポジション(ちょっとだけ予算オーバーです)
03C175 買建 2枚 @265
03P175 買建 2枚 @245
・買建合計金額-売建合計金額=102万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
このポジションで、来週末(2/16)まで持つと利益になるには大きな価格変動が必要です。相場の方向性が確認できたらすぐにどちらかのポジションを解消するのが良いでしょう。
売買シミュレーションをやってみて、積極的手法をとるにしても、今の私のコール買建ポジションよりも、180Cカレンダーの方が私の相場感にあっていることがわかりました。来週中にポジションを組み替えようと考えています。
ルールは下記URL参照
http://nikkei225indexoption.blog86.fc2.com/blog-entry-67.html
損益曲線図は『 [売買シミュレーション_20070211]の続きを読む 』をクリックしてご参考にしてください
●オプションプレミアム 20070209終値時点

●積極的手法
来週2月16日の日経225を17700以上と想定し、最も効率の良い手法を検討しました。17700以上のよりどころは、今後の日経225予測-私のトレンド分析 20070210です。
案1:カレンダースプレッド(損益図は図1-1を参照)
・ポジション
03C180 売建 9枚 @85
04C180 買建 9枚 @195
・買建合計金額-売建合計金額=99万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
案2:コールの買建(損益図は図1-2を参照)
・ポジション
03C175 買建 3枚 @265
・買建合計金額-売建合計金額=79.5万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
案1と案2の比較ですが、案1の損益曲線の方が私の相場感にあっています。利益面では、案1では、17700になった時の利益は約20.3万円、案2で約24.4万円で、案2の方が有利です。逆に損益分岐点の幅では案1の方が優位です。
※案2ですが17700程度の上昇幅であれば、OP買いよりも先物買いの方がパフォーマンスが良いです。OP買い戦略が優位になるには17800以上の上昇が欲しいところです。もちろん先物買いとOP買いでは下落時のリスクが違うので一概に比較することはできません。
●保守的手法
価格が一定レンジならば、利益になる手法を検討しました。
案1:レシオの合成ポジション(損益図は図2-1を参照)
・ポジション
04C190 売建 8枚 @30
04C180 買建 1枚 @195
04P170 買建 1枚 @240
04P160 売建 8枚 @55
・買建合計金額-売建合計金額=-24.5万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=956,540円
・損益分岐点:17249~17980で利益
・最大利益:17624で100,495円
案2:カレンダースプレッド(損益図は図2-2を参照)
・ポジション
03C175 売建 8枚 @265
04C175 買建 8枚 @390
・買建合計金額-売建合計金額=100万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
・損益分岐点:17205~17828で利益
・最大利益:17515で96,813円
案1と案2の比較ですが、良く似た損益曲線です。証拠金不要の点では案2のカレンダースプレッドの方が優位です。しかし案1のレシオの合成ポジションは、来週末以降までもを考慮に入れた場合、価格変動が大きくなり17500から離れるにしたがって優位性が増していきます。案1の方が優れたポジションといえると思います
※案1のレシオの合成ポジションですが、権利行使価格の選定、売りと買いの比率などかなり適当に決めました。プット売り、コール売りの権利行使価格は4月SQ時点でさすがにその価格まではいかないと想定した価格です。それ以外の選び方はかなり適当です。レシオの組み方については今後の研究課題です。すみパパさんや甘ねぎさんを参考にしてうまく組めるようにしていきたいと思います。
●その他手法
2/9現在、IVが非常に低下しています。また、G7会議もあり結果次第では来週の相場が大きく変動する可能性があります。この状況では、ロングストラドルもおもしろいかもしれません。(損益図は図3を参照)
・ポジション(ちょっとだけ予算オーバーです)
03C175 買建 2枚 @265
03P175 買建 2枚 @245
・買建合計金額-売建合計金額=102万円
・証拠金(SPAN120%で計算)=0円
このポジションで、来週末(2/16)まで持つと利益になるには大きな価格変動が必要です。相場の方向性が確認できたらすぐにどちらかのポジションを解消するのが良いでしょう。
売買シミュレーションをやってみて、積極的手法をとるにしても、今の私のコール買建ポジションよりも、180Cカレンダーの方が私の相場感にあっていることがわかりました。来週中にポジションを組み替えようと考えています。
毎週、週末に売買シミュレーションをしてみようと思います。
目的は、自分のオプション投資スキルの上達です。
その時々において最も良いと思える売買戦略を考えることにより、その時点のポジションが良いのかを振り返り、また、自分の戦略の幅を広げたいと考えています。
●売買シミュレーションのルール
・投資100万円を上限とします。
といっても、100万円の定義が難しいので、手数料は無視し以下の両方の条件を満たすこととします。
・買建合計金額-売建合計金額≦100万円
・証拠金(SPAN120%で計算)≦100万円
・週末時点のオプションプレミアムをもとに1週間後の週末に利益を上げる手法を検討します
・翌週にその手法についての振り返りを行います
●検討する売買戦略
・積極的手法・・・利益最大化を狙います(ハイリスクハイリターン)
・保守的手法・・・1年間で資産倍増の戦略を考えます(ミドルリスクミドルリターン)
100万円の投資なので1週あたり2万円以上の利益を目指します
・その他戦略・・・思いついた戦略があれば検討します
さっそく、今週検討してみました。この後、アップします。やってみるとかなり大変です。自分のスキルのなさを痛感しました。…毎週やるつもりですが、いつまで続けることができるでしょうか…
目的は、自分のオプション投資スキルの上達です。
その時々において最も良いと思える売買戦略を考えることにより、その時点のポジションが良いのかを振り返り、また、自分の戦略の幅を広げたいと考えています。
●売買シミュレーションのルール
・投資100万円を上限とします。
といっても、100万円の定義が難しいので、手数料は無視し以下の両方の条件を満たすこととします。
・買建合計金額-売建合計金額≦100万円
・証拠金(SPAN120%で計算)≦100万円
・週末時点のオプションプレミアムをもとに1週間後の週末に利益を上げる手法を検討します
・翌週にその手法についての振り返りを行います
●検討する売買戦略
・積極的手法・・・利益最大化を狙います(ハイリスクハイリターン)
・保守的手法・・・1年間で資産倍増の戦略を考えます(ミドルリスクミドルリターン)
100万円の投資なので1週あたり2万円以上の利益を目指します
・その他戦略・・・思いついた戦略があれば検討します
さっそく、今週検討してみました。この後、アップします。やってみるとかなり大変です。自分のスキルのなさを痛感しました。…毎週やるつもりですが、いつまで続けることができるでしょうか…